コミュニケーションが苦手な子どもの支えに…
地震や豪雨災害…“もしも”の時を子どもと一緒に考える絵本

お知らせ

突然起こる地震や豪雨などの災害。それが見知らぬ土地にいるときに起こって、子どもとはぐれてしまったら…?

気が散りやすかったり、何かに集中したら他のことが目に入らなくなったり、周りの人の気持ちが読み取りづらかったり…コミュニケーションが苦手で生きづらさを抱えた「ココロちゃん」のお話しを通して、子どもも大人も“もしも”を考える機会ができる絵本「白ひげ先生の幸せカルテ ココロちゃんの記録 緊急事態編」を紹介します。

この絵本のあらすじ

絵本の主人公は、気が散りやすかったり、周りの人の気持ちが読み取りづらかったりといった、ちょっとだけ「生きづらさ」を抱えた「ココロちゃん」。ある日、ココロちゃんは旅行で名古屋を訪れますが、花火に夢中になってお母さんとはぐれてしまいます。そんなとき大きな地震が起き、怪我をして病院に運ばれましたが、初めての場所・初めての人・初めての出来事…全てが苦手なココロちゃんは何も話すことができません。そこで医師の長谷川先生と出会い…

もしもの時に役立つ絵本です

①緊急情報フォームつき

氏名・連絡先・配慮事項・医療情報などを記入できる“緊急情報フォーム”つき。支援者が一目でその子に必要な情報を把握できます。特性のある子の情報も書き込めます。いつも持たせておくことで災害時や緊急時に安心して支援が受けられます。

②読み聞かせを通して「もしも」を考えるきっかけに

お家でも、幼稚園や保育園でも、読み聞かせを通して話し合うことで「もしも」の時に少しでも備えておけば、被害を少なくすることに繋がります。

 

③専門家監修

・名古屋掖済会病院 副院長・小児科部長 長谷川 正幸さん
・名古屋掖済会病院 栄養科栄養士長 管理栄養士 角田 こころさん

医師監修の“緊急情報フォーム”をはじめ、栄養士監修の“災害時の食事のポイント”など、いざという時のためになる情報も。

児童発達支援センター・幼稚園などの施設にもおすすめです

災害時、子どもを守るためには、地域と家庭、両方が情報を共有して連携することが大切です。幼稚園など、施設での緊急の備えとして読み聞かせに取り入れたり、地域の避難訓練の教材として活用することで特性のある子どもたちを理解・支援してくれる人を増やすことにつながります。多くの人の目に届く場所にぜひ置いてほしい1冊です。

 

★ 詳細

ココロちゃんの記録 緊急事態編 《白ひげ先生の幸せカルテ》

作:原田 みれいゆ

絵:日比 享光

監修:長谷川 正幸(名古屋掖済会病院)

価格:1,870 円(本体1,700円・税170円)

B5判 24頁  2025年03月31日発行

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