食中毒に注意!……あ!それ、危険かも!? 家庭や育児でやりがちNGを大特集!!
お家で料理する機会が増え、やっぱり気になるのが食中毒。子育て中のパパとママに特に気をつけ欲しいことをピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。
“生もの”はしっかり火を通して、“離乳食の作り置き”はNG!!
「家族同じものを食べていたのに、子どもだけが具合が悪くなった」と言うようなことありませんか。子どもは、大人のように胃腸機能が発達していないので食中毒にかかりやすかったり、重症化しやすいので特に注意が必要です。家庭で気をつけたい食中毒の種類は、「サルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌O157、カンピロバクター」などがあります。
原因は、生の牛肉、レバー、鶏肉などがですが、寿司・刺身などの魚介類も注意が必要です。とにかく、新鮮だからと過信せず、子どもには肉でも魚でも、しっかり火を通すことが大切です。そして、忘れていけないのは生の肉や魚を調理したまな板や包丁などの調理用具もしっかり洗ってから次の調理にかかりましょう。
また、離乳食の作り置きはこの時期は避けてください。その時食べる量だけを作るようにすること。離乳食を毎回、一から作るのは大変だと思いますが、作り置き、食べ残しを冷蔵庫に保存するのも避けましょう。そんな時に利用したいのがレトルトや缶詰ですが、これも食べ残しを残さず、もったいないですが思い切って捨てましょう。
冷蔵庫に入れる適温は…? 冷蔵庫を過信しすぎない!!
子どもから大人まで大好きなカレー。夏の人気メニューでもありますが、このカレーの作り置きで怖いのが「ウェルシュ菌」。あまり聞き慣れない菌ですが、増殖するのが早く(例えば100個の菌が10分で2倍、100分で約10万個)。残念ながら熱を加えても死滅しないので、作ったら小分けにして冷まし、冷蔵庫または冷凍庫で保存しましょう。
ところで、お宅の冷蔵庫モノでいっぱいになっていませんか?夏はどうしても冷蔵庫がいっぱいになりがち…。でも、冷蔵庫に食品を詰め込むと、冷気が循環しません。冷蔵庫にモノを入れ過ぎないことが大切。また、冷蔵庫に入れてあるから安心も要注意。室温で増えた菌は、冷蔵庫の中ではお休みしているだけで死滅するわけではありません。反対に「冷凍庫」はある程度モノが詰まっている方が冷気を保ってくれるので効率的に冷やすことできます。
とにかく水分補給! 下痢止めは飲ませない!!
子どもは大人に比べ体の大きさに対する水分の割合が多いのが特徴です。そのため下痢や嘔吐が続くと脱水症状になりやすくなります。また、赤ちゃんや小さい子どもは、上手にのどの渇きを伝えられないこともありますので、次のようなことを注意深く見てあげてください。
❶ 口が乾いている。
❷ 目が乾いて涙が出ない
❸ ぐったりしている。
つい市販の薬をのませがちですが、下痢や嘔吐で悪いものを排出しているので、下痢止めはのませないようにしましょう。水分をとらせようとしてもすぐ吐いてしまったり、嘔吐や下痢が続いたり、高熱がある時はすぐに医療機関を受診しましょう。
知らないと怖い!赤ちゃん・子どもが注意すべき食べ物
1才未満にハチミツは厳禁!
ハチミツの中に含まれるボツリヌス菌が、赤ちゃんの腸に侵入するとボツリヌス菌が毒素を作り、それが全身に広がって発症します。加熱しても死滅しないので。1才未満の赤ちゃんにハチミツは絶対に与えないでください。
長時間放置した粉ミルク
「ミルクを作ったのに寝ちゃった。」そんなとき2時間以上経過したミルクは絶対に赤ちゃんに与えずに捨ててください。粉ミルクには微量ながら細菌が入っていることがあり、乾燥したミルクの中では増えませんが、調整したミルクが長時間たつと危険です。
生卵は気をつけて!
卵の殻にヒビが入ったものや一度割ってしまった卵はすぐに食べるようにして子どもには与えないようにしましょう。また、新鮮な卵であっても、食中毒が心配な時期は卵が完全に固まるまでしっかり加熱しましょう。
銀杏の食べ過ぎも要注意
子どもはもちろん大人も銀杏の食べ過ぎは要注意です。せいぜい自分の年の数まで。銀杏に含まれる毒素が嘔吐や痙攣を起こします。この毒素は煮ても焼いてもなくなりません。