2021予防接種ガイド 〜名古屋市でも2020年10月より予防接種のルールが変わりました〜

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 子どもが生まれて大変なのが、予防接種のスケジューリング。名古屋市でも2020年の10月より予防接種のルールが少し変わりました。大きなポイントは2つです。名古屋市の便利なサービスと合わせて紹介します!

辛~い「ロタウイルス」のワクチンが任意から定期接種に!!

 今まで任意接種だったロタウイルスが2020年10月より定期接種になりました。ロタウイルスは、小さい子どもが非常に感染しやすく、お子さんはもちろん、看病するママ、パパの負担が大きい感染症です。具体的には、嘔吐、下痢と発熱が繰り返され、1週間前後続きます。下痢は白い米のとぎ汁のような便がみられることがあります。激しい嘔吐と下痢により脱水症状を起こすことがあるので、しっかり水分を補う必要があります。

 もうひとつのポイントは、ロタウイルスはうつりやすく、しかも防ぎにくいこと。(手洗いや消毒だけでは防ぎきれない!)兄弟がいるとかなりの確立で感染してしまうので注意が必要です。そんな感染するとかなり大変なロタウイルス胃腸炎が定期接種で予防できることはとても素晴しいことだと思います。

※2020年8月生まれ以降の乳児が定期接種の対象になります。(それより前に生まれたお子さんは任意接種になりますので注意してください。)

予防接種の〝間隔の制限〟が緩和されました!!

 今までは接種してから次の異なるワクチンを接種する場合、生ワクチンなら接種して27日以上、不活化ワクチンなら接種して6日以上の間隔をおかないと、次の異なるワクチンを接種することができませんでした。

 今後は、簡単に言うと……「注射」の生ワクチンの接種は27日以上あける必要がありますが、他のワクチンとの接種間隔に制限がなくなります。つまり注射の生ワクチンを続けて摂取する時のみ27日という間隔の規定があるだけになります。その理由として、不活性ワクチンは、他の不活性ワクチンや生ワクチンとの同時接種を含めてどのような間隔で接種しても、お互いのワクチンの免疫が影響されないことが実証されているからです。

 例えば、今まではインフルエンザのワクチンを接種したら、6日以上をあけないと別のワクチンを接種することができませんでしたが、今は翌日に打つことができるようになります。また、同じ生ワクチンでもロタワクチンは「経口(飲む)生ワクチン」なので別のワクチンを接種するのに間隔をあける必要はありません。ただ、どんなワクチンも副反応がありますので、摂取後、発熱はないかなど、子どもの様子をしっかり見て、かかりつけ医師に相談するようにしましょう。

※注射生ワクチン/麻しん風しん(MR)・水疱瘡・BCG・おたふく風邪など

予防接種の詳細は「名古屋市ホームページ」にて(外部リンク)

予防接種スケジュール「名古屋市ホームページ」にて(外部リンク)

 

【SERVICE ❶】 スケジュールを自動で作成「なごや予防接種ナビ」

 名古屋市では、子どもの生年月日、予防接種の接種状況などを登録すると、予防接種スケジュールを自動で作成してくれるサービス(登録料・利用料は無料)があります。名古屋市独自の任意予防接種であるおたふくかぜにも対応。予定通りに予防接種が受けられなかった場合でも、再調整が簡単にできるそうです。

なごや予防接種ナビ(外部リンク)

 

【SERVICE ❷】 妊娠・出産・子育てサポートアプリ「NAGOMii(なごみー)」

 名古屋市では、子育てをサポートするスマートフォン用のアプリ「NAGOMii(なごみー)」を配信しています。出産予定日や生年月日を登録すると、妊婦向けの情報やこどもの健康診査の時期を知らせてくれます。また、予防接種の予定日や接種日も記録でき、病気などで困った時の相談先や休日診療所などについても載っています。
令和元年11月から「ぴよか」をNAGOMii(なごみー)で表示して使用できるようになっています!

アプリの詳細は「名古屋市ホームページ」にて(外部リンク)

 

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